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「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」篇 Part 2

沖縄県恩納村/2018年8⽉開業

プロジェクト・ノート

「元気になるホテル」で、お客さまに新しいリゾート体験を

ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄 総⽀配⼈ 野⼝弘⼦さん(※開業当時)

沖縄・恩納村の美しい海に浮かぶ小さな離れ島、瀬良垣島。そこに2018年夏、新たなリゾートホテルがオープンしました。運営を担うのは、世界的ホテルチェーンのハイアット。恵まれたロケーションに頼ることなく、人と地域の魅力が生み出すホテルづくりに挑戦する総支配人の野口弘子さん(※開業当時)に話を聞きました。

ホテルの経営は、東急不動産、NTT都市開発、ミリアルリゾートホテルズ(オリエンタルランドグループ)の3社が共同で設立した「瀬良垣ホテルマネジメント株式会社」が担い、運営をハイアットに委託しています。

ハードや景観に依存しない。人とサービスとコンテンツで勝負する。

「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」は、ハイアットが国内で初めて手がけるビーチリゾートです。瀬良垣島と沖縄本島が一本の橋でつながり、美しい海に囲まれた島全体がひとつのリゾートを構成しています。見ていただくとわかる通り、絶好のロケーションはもちろんのこと、施設もデザインも、どれもが手が込んでいて素晴らしい仕上がりです。しかし、最初からそれに頼りきっていたら、建築物は時間とともに古びてしまい、お客さまは他の新しいホテルへ行ってしまいます。できたばかりのこのハードに、どんなソフトの価値を付けていくか。長い時間をかけてホテルのアイデンティティーをつくっていくことが、私たちの仕事です。

中身で勝負するとなると、人、サービス、コンテンツの3つが重要です。これらを象徴するキーワードとして、私たちは「元気になるホテル」を掲げています。リゾートにお越しになるお客さまは、リラックスして元気になって帰りたいですよね。でも、ずっと海だけを見ていたら元気になるかというと、それはちょっと違う。やっぱり新しいことを見聞きしたり、やったことのないことを体験したり、おいしいものを食べたりして、「こんなこともできるんだ、楽しいな」と感じることが元気につながると思います。だからリラックスと同時に、驚きと楽しさでエネルギーが生まれるようなホテルにしていきたいんです。

究極のディスティネーションホテルへと進化させていく。

お客さまには「沖縄へ行こう!じゃあどのホテルにしようか?」ではなく、「あのホテルへ行こう!」と思っていただくことが理想です。私たちがめざすのは、「ホテルが沖縄への旅の動機となり、滞在そのものが旅の楽しさとなるディスティネーションホテル」です。そのよさを味わっていただくためにも、できれば3泊はして欲しいですね(笑)。ウェルネスアクティビティ、マリンアクティビティ、プール、ビーチ、スパ、レストラン、そしてカルチャーコンテンツ・・・。お客さまには、ここでひと通りの体験をして元気になってもらいたいです。

私たちは開業時からニュースレター「CURRENTS」を毎月発行して、さまざまな滞在の仕方を発信しています。提供するアクティビティやコンテンツも、どんどん進化させています。この春からは12年連続ミシュラン3つ星の名店「かんだ」オーナーシェフ神田裕行氏の監修で、世代を超えて楽しめる沖縄料理「琉球炉端 by Kanda」の提供を始めました。「沖縄でなじみのあるメニューがこうなるんだ」という発見を、ぜひ感じて欲しいです。ウェルネスアクティビティでは、お客さまの滞在中にインストラクターがコンディショニング(カラダの調子)をサポートする「R-body project」の提唱プログラムもスタートします。こうしたすべての取り組みが、ワクワクや元気につながっています。

コアターゲットである50代から70代のお客さまは、若い頃に何度もアジアやヨーロッパのリゾートに出かけ、リゾートを知り尽くしている方々ばかり。でも、実は沖縄には行ったことがないという方も意外と多いんです。かくいう私もそうでした。海外のリゾートは、一度ホテルや島に入ったらチェックアウトするまでそこから出ない。そんなリゾートの楽しみ方を知っている方々に、「海外リゾートのようにくつろげる場所が、東京から3時間の沖縄にもありますよ」と教えてあげたいです。私たちのホテルにはハレのレストランもあれば、日常の延長のようなレストランもあります。ハイアットらしいレジデンシャル感や居心地のよさもあります。ぜひ一度、足を運んでいただきたいですね。

地域とともに、仲間とともに。沖縄の地に根ざして。

開業から半年以上が経ちましたが、昨年9月に発生した台風24号の時は大変でした。地元の方をして「50年に一度」と言わしめる高波が押し寄せ、フィットネスジムのガラスの窓が割れ、廊下やエレベーターまで浸水してしまいました。波打ち際のラグーンも土や木が流され、甚大な被害を受けました。それこそオープン直後で施設もいちばん状態のよい時期だったので、言葉も出ませんでした。それからはチーム一丸となって全力で復旧に取り組み、3カ月後にようやく復旧完了のお知らせを出すことができました。もうすぐ海開きですし、4月になれば新入社員も入ってきて、いっそうホテルが明るくなるのが楽しみです。

沖縄に赴任する前は「ハイアット リージェンシー 箱根 リゾート&スパ」の総支配人を務めていたのですが、どちらにも共通して感じるのは、地域とのつながりの大切さ、そして仲間や協力会社の皆さまの大切さです。私は住民票も沖縄に移していますが、日本人が日本の地でホテルを運営するのであれば、しっかりと長期的なビジョンを持ち、地域の皆さんと一緒につくっていきたいという思いが強くあります。ホテルは半分公的なもので、災害時などに地域に開放することもあります。だから「私たちはいつでもオープンです」という姿勢をお伝えしていくことは、とても大事です。地元の行事にもなるべく参加し、私自身が積極的に地域の方々と関係を築くようにしています。

沖縄の場合は、土地取得の段階から10年以上の長きにわたって、東急不動産の方々が地域の皆さんと良好な関係を築いていただいていたので、本当にありがたかったです。私はそれを引き継いで、さらに発展させていきたいと思っています。東急不動産の方々のプロジェクトにかける熱量はすさまじく、思いを共有する素晴らしい仲間に恵まれていることに感謝しています。私たちは建物を預かっている立場ですので、これからはしっかりとビジネスとしてお返しできるようにしていきたいですね。私も仕事への熱量の大きさでは、誰にも負けない自信がありますから(笑)。

Project Information

名称

ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄

事業主体

東急不動産株式会社、NTT都市開発株式会社、株式会社ミリアルリゾートホテルズ

所在地

沖縄県国頭郡恩納村瀬良垣1108番地

敷地面積

39,476.74m2(11,941.71坪)

延床⾯積

38,448.87m2(11,630.78坪)

客室数

344室

付帯施設

レストラン・バー、スパ、プール、フィットネス、宴会場、チャペル等

開業⽇

2018年8⽉21⽇

(東急不動産 企業HP「未来への挑戦」からの転載)

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