証券コード:3289
東急不動産ホールディングスグループでは、陸前高田市における有志社員によるボランティア活動や、福島県で被災した子どもの“こころのケア”を目的として行われている「みどりの東北元気キャンプ」の運営支援など、東日本大震災復興支援活動を2011年から様々な形で行ってまいりました。その中で震災から5年が経過する2016年3月11日を迎えるにあたり、当社グループの販路を活用した新たな取り組みを事業活動の一環として展開いたします。
これは、ボランティアを派遣してきた農園が生産するリンゴジュースや、漁協の海産物を加工した甘露煮など、陸前高田市や気仙沼市を中心とした東北地方で製造・製作されている食品や工芸品、雑貨などの良品を開拓・発掘し、「東北すぐれものセレクション」として専用ホームページで販売するものです。この取り組みを通じ、全国の皆さまが東北地方のすぐれた商品と知り合うきっかけの一助になればと考えております。
みどりの東北元気キャンプは、野外活動家と臨床心理士が集まり、福島県を中心に被災した子どもの「こころのケア」を目的として裏磐梯の小野川湖畔で行われているプログラム。東急不動産ホールディングスグループは本プログラムにおいて、2011年の7月の第1回目以降、毎年春夏に、スタッフへの宿泊施設や各種機材の提供、ボランティアによる現地での写真撮影などの運営支援を行っています。
グループ社員より有志を募り、陸前高田市において過去5年間で延べ500人以上のグループ社員がボランティア活動を行ってきました。活動内容は、当初ガレキの撤去や草刈り等を中心に行ってきましたが、2014年から農業や漁業の支援に切り換わるなど、時間を経て変化しています。
2011年10月より、「東日本復興応援プロジェクトfrom銀座」として、東急不動産(株)保有の銀座TSビル1、2階を提供。茨城県の農産物を扱うアンテナショップや宮城県気仙沼市を始めとした沿岸被災地域の特産品を扱う「銀座いきなり市場」、東北の食材を用いた「銀座つながる食堂」などが出店したほか、同スペースにおいてチャリティーイベントの企画を支援しました。同ビルは2012年8月に建物解体に伴い閉館しましたが、本取り組みは、2013年3月以降、「やっぱ銀座だべ」プロジェクトへと発展し、当社は気仙沼を始めとする沿岸地域の商工会議所等や銀座における各種団体に協力し、交流イベントや経済復興を支援しています。
東日本大震災復興支援