TFHD GROUP MAGAZINE

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"エリアマネジメント×テクノロジー"で
日本のトップランナーであり続ける「スマートシティ竹芝」

スマートシティの実現

プロジェクト概要

東京ポートシティ竹芝は、2020年9月に開業し、総延床面積約20万m2となる地上40階のオフィスタワーと地上18階のレジデンスタワーで構成。国家戦略特区の特定事業として、デジタル×コンテンツ産業の集積による国際ビジネス拠点の形成をめざす。東急不動産が参画する(一社)竹芝エリアマネジメントが中心となり、地域活性化やスマートシティ構想「Smart City Takeshiba」などを推進。

共創&DX活用でスマートシティを実現

東急不動産は、ソフトバンク(株)との共創により、最先端のテクノロジーを街全体で活用する都市型スマートシティのモデルケース構築に取り組んでいます。竹芝地区において収集した人流データや訪問者の属性データ、道路状況、交通状況、水位などのデータを、リアルタイムでさまざまな事業者が活用できるデータ流通プラットフォーム(都市OS)「Smart City Platform」や、先端技術を活用したサービスなどを竹芝地区に実装することで、回遊性の向上や混雑の緩和、防災対応力の強化などを実現し、竹芝および周辺地区の課題を解決。分野を横断したサービスにより、地区の経済発展と付加価値の創出をめざしています。「Smart City Takeshiba」は、2020年度から3か年、「スマート東京」※に採択されたことを皮切りに、さらに取り組みが加速しています。
また、2020年度から国土交通省が主導する3D都市モデル整備・活用・オープンデータ化プロジェクト「Project PLATEAU(プロジェクト プラトー)」に参画し、複数のユースケースを開発。災害シミュレーションや避難時の対応なども検証しています。その他、スマートシティ実装化モデルプロジェクトに複数採択されるなど、東急不動産による都市開発力とエリアマネジメントの推進力、ソフトバンクによるテクノロジーやスマートシティに関する知見をかけ合わせ、防災対策を街全体で取り組み、竹芝地区の防災力と地域価値の向上に努めながら、次なるまちづくりにつなぎます。

デジタルの力で東京のポテンシャルを引き出し、サービスの質・QOSを向上させることで、都民が質の高い生活を送ることができる東京版Society5.0の実現に向けた先行実施プロジェクト

周辺環境と地域社会との共生

竹芝地区は、オフィスやホテル、劇場、商業施設、学校、庭園などを有し、国際金融センターである大手町・丸の内・有楽町や、交通結節点として注目が高まる品川・田町など国際競争力が高い拠点に囲まれているエリアです。東急不動産は、エリア全体の魅力向上や街の活性化を促す持続可能なまちづくりをめざし、さまざまな取り組みを行っています。
浜松町駅から竹芝駅・竹芝ふ頭をつなぐ歩行者デッキを整備し、来訪者ネットワークを促進。JR浜松町駅橋上化工事完成後は、駅改札からフラットにオフィスタワーとつながる予定です。
オフィスタワーのスキップテラス「竹芝新八景」は、オープンスペースとして開放しており、石勝エクステリアの管理により緑豊かな環境づくりに努めています。145m2の水田も設けており、田植えや稲刈りを、近隣の保育園児や入居しているテナント関係者、レジデンスタワーのご入居者さまが参加するイベントとして行っています。竹芝新八景による環境教育、地域交流、情報発信を行うことで、日本の都市における生物多様性の取り組みを発信しています。
また、東急不動産が参画する(一社)竹芝エリアマネジメントは、港区や地域事業者とともに官民連携で、スマートシティの推進や公共空間利活用をはじめ、エリアMICE※、舟運活性化、道路利活用(オープンカフェ&フラッグ)、祭りへの参加など多岐にわたる活動を行っています。地域の課題解決や、魅力を活かすためのさまざまな取り組みを繋ぎ合わせることによって新しい価値の創出を促し、地域の価値向上を目指します。

MICE:企業等の会議(Meeting)、企業等の行う報奨・研修旅行(Incentive Travel)、国際機関・団体、学会等が行う国際会議(Convention)、展示会・見本市、イベント(Exhibition/Event)の頭文字で、多くの集客交流が見込まれるビジネスイベントなどの総称

竹芝新八景

だらだら祭り

テクノロジーを駆使した都市型スマートレジデンスを提供

東京ポートシティ竹芝レジデンスタワーのエントランス

東京ポートシティ竹芝および竹芝駅と歩行者デッキでつながる「東京ポートシティ竹芝レジデンスタワー」は、多様なテクノロジーを複数掛け合わせ、価値観の多様化が進む時代に合わせた暮らしを提案する都市型スマートレジデンスです。東急住宅リースが賃貸管理・運営を担っており、生活環境に合わせて選べる住居(レジデンス、プレミアムレジデンス、サービスアパートメント、シェアハウス)と多様な共用空間で、日常の快適性を高め、職住近接のスマートなライフスタイルの実現を提案しています。

loT設備において、入居者専用総合アプリ(電力使用量の可視化や家電・給湯器コントロールなど)を導入し、機能性の高い居住空間を提供しているほか、スマートミラー(デジタル掲示板)やバーチャル・ウィンドウ(世界の風景配信)を導入。こうしたさまざまなスマートレジデンスの提案を通じて、竹芝エリアの発展やスマートシティのモデルケース構築に寄与しています。

Value chain topics
ーグループ連携で新たな挑戦ー

東急住宅リース(株)主任
笹川 達郎

『東京ポートシティ竹芝レジデンスタワー』は、当社が開発段階からプロジェクトに参画し、顔認証システムやスマートロックなどの最先端テクノロジーによるloT設備を導入しています。また、用途に合わせた複数のラウンジ、フィットネスルームなどの共用施設が充実しているのも特徴です。当時の近接エリアでは同様の事例がなく、これまで培った当社のノウハウを活かし、コンセプトと照らし合わせながら設備や施設の運用方法を検討し、間取りや賃料設定について何度も協議を重ねました。
その結果、募集開始直後から大きな反響があり、竣工前にもかかわらず多くの住戸の入居が決まりました。竣工から3年が経過した現在も高い稼働率を維持しており、入居者さまからマンション内のより広い部屋に引っ越したいというお声も多数いただき、気に入って住んでいらっしゃる方が多い印象です。

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