INVESTOR RELATIONS

DX

「2025 DXレポート」の公表について

当社では2021年5月に発表した長期ビジョン「GROUP VISION 2030」において、「WE ARE GREEN」をグループの旗印に掲げ、目標年度である2030年に向かって魅力あふれる多彩なライフスタイルの創造を通じて誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来の実現をめざすことを宣言しました。ありたい姿の実現に向けた全社方針として「環境経営」と「DX」を柱に位置付け、事業活動を通じて社会課題を解決し、常に新たな価値を創造し続ける企業グループをめざして取り組んでおります。
2025年5月9日には、新たに「中期経営計画2030」を開示し、⻑期経営⽅針後半期の強靭化フェーズとして、各事業におけるプレミアムな価値の創出を通じて、強固で独⾃性のある事業ポートフォリオを構築し、ありたい姿を実現に向け、本計画に取り組むことを掲げています。
長期ビジョンや中期経営計画、毎年の統合報告書ではお伝えしきれない、私たちならではの「DX」による価値創造プロセスをお伝えするべく、「2025 DXレポート」を公表することにいたしました。本レポートにより、株主・投資家、お客さま、ビジネスパートナー、地域社会、グループ従業員など、多様なステークホルダーの皆さまに当社の2つの全社方針の考え方や取り組み内容をご理解いただくことを⽬的としています。

レポートの詳細については下記をご参照ください。

2025 DXレポート

2025 DXレポート

「2025 DXレポート」の骨子

DXビジョン

  • 当社はGROUP VISION 2030において「DX」を全社方針に策定。Digital Fusionをビジョンに掲げ、DXによって社会に存在するあらゆる境界を取り除き、ありたい姿の実現をめざしてまいります。
  • 新中期経営計画におけるDXの位置付けとして、AI活用を起点とした従業員体験価値(EX)と顧客体験価値(CX)の好循環、ビジネスモデル変革(BX)の実現により、強固で独自性のある事業ポートフォリオの構築へ寄与していきます。

DX戦略

  • 事業ウィングの広さと開発から管理・運営・仲介までの一貫体制を強みとして、デジタルでグループの力を結集し、知的資産活用型ビジネスモデルへの進化をめざします。
  • 「中期経営計画 2030」の開示に合わせて2030年度に向けた目標指標を再設定。EXとCX、BXのそれぞれについて施策別目標とインパクト目標を定め、財務面への貢献をめざします。
  • 各事業の長期シナリオをバックキャストで発想するため、2030年以降に私たちがめざす未来社会の姿を検討。エリア特性を活かして地域がにぎわい、テクノロジーとの共生によって、多彩な「住む・働く・暮らす」が実現された社会を未来像として描き、具現化をめざします。

グループ連携・パートナー共創

  • 知的資産の活用に資する強固なグループ連携の構築を重視し、データとAIを駆使した各社のナレッジ・ノウハウの全体的な共有・活用による、体験価値向上と効率的な事業推進に取り組んでいます。
  • スタートアップなどへのCVC出資や、産学官との事業連携、社内ベンチャー制度によって、DXの観点でもパートナーシップを拡大し、オープンイノベーションの推進を図っています。
  • DX機能会社「TFHD digital」では、高度デジタル人財の獲得数と取り組み領域の拡大により、グループ横断でのデータ分析・活用やパートナー共創を含む各社のデジタル施策を支援しています。

各社の取り組み事例

地域課題へのアプローチ、広域渋谷圏のエリア価値向上、AI活用による情報のパーソナライズ、デジタルを介した視覚的コミュニケーションなど、グループ各社で多様な事例が生まれ、DX推進を図っています。

次世代IT基盤・DX推進人財基盤

  • AIを活用しながら、内外からの脅威に対するサイバーセキュリティを高度化する「守り」と、グループ内情報の集約と利活用により幅広い事業領域という強みを最大化する「攻め」、およびそれを適切に運用する仕組みを一体としてアプローチし、持続的なDX推進を可能にします。
  • DX推進における人財体系を整理し、DX推進における各階層・役割ごとの必要能力を定義。能力獲得に向けた施策をグループ横断で検討・推進していくことで、DX推進人財の着実な育成と適切な人財評価・配置を行います。
  • スーパーブリッジパーソン制度を新設。グループの新たな価値の創出を担う存在として、ビジネスモデル変革に貢献できる高度なスキルを持った人財の、独自の体系に基づく育成に着手します。

参考

当社グループのDXの取り組みは経済産業省が定める「デジタルガバナンス・コード」に準拠しています。