東急不動産ホールディングス株式会社 2016年3月期 第2四半期決算の概要  

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中長期経営計画 『Value Frontier 2020』の進捗状況@

中長期経営計画 『Value Frontier 2020』の進捗状況A

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2016年3月期 第2四半期決算

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中長期経営計画 『Value Frontier 2020』の進捗状況@

中長期経営計画の進捗状況です。
「Value Frontier 2020」、7か年の中長期経営計画のうち、前半3か年の中計は、1年半が経過し、現在、丁度折り返し地点です。
事業ごとに濃淡はあるものの、概ね計画線で進捗していると評価しています。

計画の基本方針は2つ、(下段青色の)「関与アセット拡大」と(オレンジ色の)「新たな需要の創出」により、価値を創造し続ける企業グループになることを目指しております。

まず、「関与アセット拡大」についてです。主にコア事業である都市・住宅・管理・仲介の分野において、足元の業績は各事業とも順調に進捗しております。

一方で、中計策定時点と異なるのは、投資環境です。

先ほども申し上げた通り、過熱感が高まっており、厳選した投資を実施しております。
そんな中でも、例えば、仙台空港のコンセッションをコンソーシアムで獲得したように、インフラ市場という新しい投資機会を得ることが出来ました。今後については、いろいろな幅広い投資機会を捉えていきたいと考えております。

次に、新たな需要の創出についてです。
成長事業分野と期待しているウェルネス・ハンズ・海外事業等の分野において、拡大するシニア関連市場、ストック活用市場、インバウンド市場等をテーマに、事業モデルの進化による新たな需要を創出し、今後の収益の柱に育てていく方針です。

従来の「ハード」を提供するだけの不動産事業に止まることなく、お客様の多様化したニーズに対応してカスタムメイドの商品・サービスを提供し、付加価値をつけることができるかがカギだと考えております。

当社グループの特徴でもある幅広い事業を有機的に繋げることで、独自の事業展開、独自の成長機会を見出してまいります。

事例をご紹介します。分譲マンションとシニア住宅「グランクレール」の複合開発「世田谷中町プロジェクト」は、ウェルネス事業とのシナジーにより、従来の住宅事業のビジネスモデルを進化させた計画となっています。
子育て期から高齢期の多世代交流が可能な住環境を整備し、シニア向けワンストップ型生活サービス「ホームクレール」を提供する計画で、当社独自の新しい街づくりの形であると自負しております。
また、インバウンドについては大変好調です。
中計で想定した以上に伸びており、東急ステイ等のホテル事業を含むウェルネスやハンズのセグメントは、中計での営業利益目標値を今期1年前倒しで達成する見込みとなりました。ちなみに、東急ステイは来春、銀座で17店舗目を開業する予定であり、大いに期待しています。

海外事業については、ニューヨークマンハッタンでの大型オフィス開発への共同参画を決定するなど、米国における事業展開の体制整備への足がかりを得ることができました。着実に推進してまいります。