INVESTOR RELATIONS

ごあいさつ

WE ARE GREEN
誰もが自分らしく輝ける未来へ

第11期中間期を振り返って

当中間期のわが国経済は、社会経済活動の正常化が進み、訪日外国人観光客数も復調を続けるなど持ち直しの動きが続いたものの、世界的な金融引締めや資源価格の高騰、物価上昇等の影響などから、回復のペースは緩やかなものにとどまりました。

当社グループでは、堅調な不動産市場を背景としたアセット売却や売買仲介の好調、またホテル事業において国内やインバウンド需要の回復が進んだこと等により、下表のとおり増収増益となりました。

通期の見通しについて

通期の見通しにつきまして、世界的な金融引締めが続くことによる景気の下振れリスクや、物価上昇、金融資本市場の変動等から不透明な事業環境下ではあるものの、ホテル事業における国内やインバウンドの堅調な需要、活況な不動産売買市況を背景とした売買仲介の好調等を踏まえ、2023年5月に公表いたしました2024年3月期の通期の業績予想を下表のとおり上方修正いたしました。

当社としましては、引き続きグループの特長である幅広い事業ウイングを真の強みに変えていくため、「グループ内バリューチェーンの再構築」を推進し、さらなる収益増加・事業機会拡大を図ることで、通期予想に掲げた業績目標の達成に取り組んでまいります。

今年度下期以降、「Shibuya Sakura Stage」をはじめ、広域渋谷圏内で推進してきた大型案件が、順次開業を迎えます。今後は、広域渋谷圏が持つ魅力を一層伸ばし高めていくため、各施設の運営を通じて、広域渋谷圏内における「創造」「発信」「集積」の循環に取り組んでまいります。広域渋谷圏における「面としてのまちづくり」を推進し、長期的な視点のもとエリアの価値向上を図ることで、東京・渋谷の都市間競争力強化に寄与してまいる所存です。

株主の皆さまへ

当社では、中期経営計画において当面の株主還元方針を「配当性向30%以上」「安定的な配当の維持継続」と定め、株主還元に注力しております。この方針に基づき、今回の中間配当は1株につき14円とさせていただきました。期末配当予想につきましても、14円(年間配当28円)を計画しております。

当社グループは「WE ARE GREEN」のスローガンのもとで、あらゆる価値観を尊重し、多様性を受け入れ、異なる発想や考え方を認め合う企業グループとして、グループ一体感のもと、すべての人財がそれぞれの強みを発揮することで魅力あふれる多彩なライフスタイルの創造に取り組み、ステークホルダーの皆さまとともにサステナブルな社会づくりと成長を目指すことで、「誰もが自分らしく、いきいきと輝ける未来」の実現につなげてまいります。

最後に、当社は、2023年10月に発足10周年を迎えることができました。株主の皆さまのこれまでのご厚情に深甚なる感謝を申しあげますとともに、今後とも変わらぬご支援とご協力を賜りますようよろしくお願いいたします。

2023年12月

代表取締役社長

西川 弘典

外部評価・受賞